粋な別れ

まずは、おととい(3/31)の話から。


年度末、私にとってはいろんなものとの別れの日。朝から泣きたい気持ちで昼休み明けに異動する人達の挨拶を聞いていたら壊れそうになり、なんで私だけこんなに辛い思いをしなきゃならないのだと泣きながら自分の契約更新の集まりに行った。こんなに心が辛いなら辞めたいなぁ…って思いながらずっと総務課長の話を聞いていた。



お世話になった人達に機を見て挨拶をする。まずは入社時に新入社員だったSさん。彼のまっすぐで飾らないところと優しさが魅力的でした。私は仕事が変わるからもう使わないけど彼にはこれからも必要な仕事道具をあげた。そして、私が入社した時の課長だったMさん。かなり個性派の方でしたが、私を拾ってくれた恩人のひとり。人として至極まっとうで取り繕うずるい心なくまじめに仕事できてありがたかった。



そして、いちばん一緒に仕事したパートナーのYさんに挨拶しようと言葉を探しあぐねながら意を決してYさんのもとに行く。



「お世話になりました。おかげさまで四年間愉快に過ごせました、ありがとうございます。」




「こちらこそ、とても助かりました。仕事の波が激しくて大変だったと思いますが…異動先ではがんばり過ぎないでがんばってください。…大切な話は異動先で少し落ち着いてからでいいですか?今度のところはシフト制なので…いつでも連絡してきてください。」



泣かずにきちんと言えたけれど、頭の中はぐるぐる胸はドキドキしていた。そして、やはりお互い照れくさい雰囲気だった。


帰り際、ふと思い立って傍らにいつもあったドラゴンのお守りを手渡した。仕事運と強力なパワーを意味しているから贈るにはふさわしいと思って…Yさんがホントに効くんですかね…なんて言うから(今まで)効いてたじゃないですか!大切な人なのであげます!!と言ってしまった。どうか、お守りが私以上にいい仕事してくれますようにと願ってさようならした。